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胃腸の弱い人にとって、お腹の冷えは大敵です。また、普段から冷たい飲食物が苦手な場合や加齢などでも冷えにより下痢を起こしやすくなります。さらに、寒い季節に水分摂取が少なくなると、便秘も悪くなりがちです。
あるいは、食欲不振で食が細ると便のカサが減って、これも便秘につながり、特に高齢者などでは注意が必要です。冬場や胃腸虚弱など慢性的な下痢では、冷え『寒邪』と水分『湿邪』が多く関連しています。 |
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関連症状 |
胃から口にかけての症状としては、胃もたれや食欲不振があります。
胃腸の水はけが悪い場合には、したにはベターっとした苔(臓苔)が付着し、
冷えが明らかな場合にはつばが多いなどの特徴として現れます。
また、食べるとすぐ、胃が張って腹いっぱいになり食後疲れて横になりたくなる場合には、虚証が疑われます。
腸や下腹部の症状として下痢や便秘といっても、その現れ方には個人差があります。
もともと胃腸が弱い人は痩せていて腹壁も薄く、神経質やウツの傾向があります。
また、便秘と下痢を繰り返す場合には精神的な影響が考えられます。
このように、それぞれの症状の特徴には、重要なヒントが隠れています。
特に、冷えによる胃腸障害は、漢方薬の得意分野の一つです。 |
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胃腸は心を映す鏡 |
「胃腸は心を映す鏡」というように胃腸は精神的影響を受け易く、
食欲不振、胃痛、吐き気、腹痛、便秘や下痢、?雑(なんとなく胃が痛い)などの症状として現れます。
胃部不定愁訴や過敏性腸症候群など機能性胃腸炎の調査から、
少なく見積もっても人口の約20%(約2500万人)はいわゆる「胃腸の弱い人」と考えられています。
そして、ストレスとの関係が疑われている胃腸病には、ストレス性胃・十二指腸潰瘍をはじめ、胃腸神経症(機能性胃腸炎)として過敏性腸症候群などのほかに慢性胃炎(NUD)、神経性胃炎、神経性の嘔吐や食欲不振(食思不振症)など様々です。
また、ストレスがかかると男性では食欲が低下する場合が多い反面、女性ではやけ食いに走る傾向があるなどストレスに対する反応性に男女差が見られます。
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☆消化性潰瘍:胃潰瘍・十二指腸潰瘍 |
日本の胃潰瘍と十二指腸潰瘍を合わせた消化性潰瘍の患者数は約120万人以上とされ、従来原因はストレスなどといわれていましたが、
最近はヘリコバクター・ピロリ菌が再発と密接な関連にあることが判明して、除菌医療が行われています。
ピロリ菌は日本人の約半分が保有しており、その約20%が何らかの胃・十二指腸疾患を患い、約2.5%の人が消化性潰瘍を発症していると言われています。
さらに今日では、胃炎、悪性リンパ腫との関連が指摘されています。
100%ピロリ菌の除菌に成功すると、消化性潰瘍の1年以内再発率は、胃潰瘍では71.3%から16%、十二指腸潰瘍では67%から8.8%へ激減します。
しかし、ピロリ菌がすべての消化性潰瘍の原因ではなく、その人の潰瘍を生じやすい体質やストレスなどの要因が加わって発生するのではないかという指摘があり、
その他に解毒鎮痛薬やストレスで起こる潰瘍もあります。 |
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☆過敏性腸症候群(IBS) |
腸に何も異常がないのに、腹痛や腹部膨満感を伴った便秘や下痢が続く病気を「過敏性腸症候群」と呼びます。
神経質な人、生真面目な人など、ストレスを受けやすい性格の人に発症しやすい心身症の一つで、
通勤途中で何度もトイレに駆け込む、下痢や便秘でしばしばお腹が痛むといった状態であれば、
この病気が疑われ、近年増加傾向にあります。 |
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日本における患者数は、潜在的なものを含めると日本の15才以上全人口の約2割、便通異常でで病院を受信する患者さんの20〜30%に相当すると言われています。
年代的には女性では20才代と50代、男性では30代〜40代に多く見られ、最近では、受験などのストレスの影響か小・中学生にも増えています。
過敏性腸症候群は、下痢型、便秘方、下痢便秘交替型に分類されます。患者数は、多い順に交替型、便秘型、下痢型とされ、
男性は下痢型が多く、女性は便秘型が多く、20〜30歳代に多いとされています。
残便感を感じることもありますが、体重は減りません。腸の症状以外にも吐き気や食欲不振、頭痛、めまい、動悸、疲労感などの全身症状、
不眠や不安感などの精神症状が見られることもあります。これらの症状はストレスがなくなると軽くなるのが普通です。
たとえば会社がストレスになっている人は週末には腹痛が止まり便秘や下痢もよくなったりします。 |
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